PANSE2005-08-23

名前は、地獄沼。
爆裂火口の跡が沼となって出来たもの。現在でも硫黄ガスが立ちこめ、沼の中からは約90℃の熱湯が毎分2700L噴出し続けていて、いつでも湯気が立ち上がっています。
沼に立ち入ることは勿論出来ません。近くの河原ではあちこちからガスが噴出し、水たまりのような感じでお湯がわき出ています。地獄の釜ゆでが連想される事から、この名前が付いたそうです。土の生暖かさが、不気味でした。


昨日書いたお地蔵様は、この地獄沼の近辺にあります。
他にも何体かのお地蔵様が、地獄沼の周りにあり、沼を監視しているかのように点在しています。そしてそこに石は積まれ続けます。


青々とした美しい山。そして硫黄で変色した赤茶や黄色の土に囲まれる地獄沼。視界に同時にとらえられたその光景は、深く心に焼き付きました。