初めに断っておきますが、私はアンチ朝日ではありません。
政治記事において朝日新聞が完全否定されることには納得いかないし、ネット上での朝日に対するレッテルの貼り付けにも危惧感を抱いていて、どちらかといえば朝日の擁護をしてきました。しかし目を疑うような川柳が9月1日付の新聞に掲載されました。

9月1日付朝刊
● カトリーナに指令出したとアルカイダ
  (東京都 日月雅昭 大伴閑人選)

 【選者の評】直撃。

直撃って何ですか。「カトリーナ」による死者は数千人にのぼると予想されており、被害総額は1000億ドル(約11兆円)を超えるという大惨事。それにも関わらずテロと自然災害という無関係なものを結びつけ、死者や遺族に対する哀悼の念のかけらもない川柳を記事にする。詠む人はもちろん、載せる朝日新聞も信じ難いことこの上ない。中韓に謝罪と哀悼の念をしっかりと示すよう政府に求めてきた朝日新聞のすることでしょうか。体質を疑ってしまいます。
これはテロが起きた後に後出しで犯行声明を出すテロリストを皮肉って言う目的があったのかもしれません。しかし配慮を全く欠いています。考えが浅すぎる。


http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50002060.html
こちらではさらなる情報を入手できます。やりすぎだとはおもいますが。


さらに。

4月30日付朝刊 かたえくぼ
● 『郵政民営化線』 猛スピード きゃー、こわーい!
  (愛知県 ハァちゃん)

100人以上の死者を出した尼崎の電車事故を揶揄した川柳。大きなニュースにならなかったのが不思議なくらい。結果的に犠牲者をネタにしていることが許せません。


とても残念です。


それでも、こんな信じがたい記事を乗せる新聞であっても、やはり私は朝日新聞を全否定するわけではありません。様々な新聞を比較検討しながら読み、溢れんばかりの情報に踊らされぬようにし、自分の意見を持つ。ここで注意すべきは自分の意見を情報の継ぎ接ぎにしないこと、血を通わせること。こういう姿勢が今の時代に必要だと思っています。極端に走ることは客観を欠いた思考に陥る可能性が高い。広い視野を、俯瞰できる目を、追い求めたい。