愛の哲学、孤独の哲学

愛の哲学、孤独の哲学

暑い。暑い。暑い。
早く故郷(自称都会仙台)へ帰りたい!ホームシックな私であります。

田舎人は東京への憧れを抱く。何でもある街、夜も明るい街に。
それは外人でも同じらしく、映画「ロスト・イン・トランスレーション」で舞台となった東京は、キラキラと輝いていた。カメラを通してみたその風景は、美しかった。

こんなに人が沢山いるのに、田舎にいるよりは都会にいる方が孤独を感じるのはどうしてだろう。
でも逆に田舎の人間関係は面倒でたまらん。人との関わりが少ないことを批判する風潮もあるけれど、その批判される都会の孤独も、それはそれで心地よいんじゃないかって思ったりする。
この本で彼は孤独についてこう語っている。

「孤独とは他人を拒否することじゃなくて、他人を受け入れることであり、他人を他人として(自分の一部分や道具や対象としてでなく)受け容れることなんだ。」

孤独がひとりぼっちを意味するわけではない。
誰も一人で生きてはいないが、確かに一人だ。
まずは自分が孤独であることを確認して、そこからがスタートなのだと、当たり前のことなんだろうが、再確認した。
絶望と幸福とはとても近い物なのだと誰かが言っていた。

彼のように哲学を平易な言葉で、しかも自分の思想をもふんだんに取り込んだ内容で文を書けるような人になりたい。尊敬すべき人の一人です。

哲学?はぁ?ヽ(´▽`)/ ・・という人にもお勧め。